Harvard College in Asia Programについて

活動の概略

HCAPとHCAP東京大学運営委員会について

HCAP(Harvard College in Asia Program)は、ハーバード大学に本部を置く、ハーバード大学とアジア約10カ国のトップ校との交流プログラムです。その主たる目的はハーバードの学生とアジア各国の学生の相互理解を深めること、また世界における次世代リーダー間のネットワーク構築となっており、学生間の対話・交流を重視した素晴らしい場を提供してくれるプログラムです。


私たちHCAP東京大学運営委員会は、このHCAPのハーバードカンファレンスへ参加、及び、東京カンファレンスを計画・運営・参加するために結成された団体です。


メンバーは1年間、両カンファレンスに向けて、英語力・学問的知識を磨きつつ、東京カンファレンス成功に向けて、これを自らの手で0から計画・運営します。


この団体の大きな特徴は、毎年メンバーが東京大学の1年生から選抜され、現役としての活動が1年間で完結する点です。ここには、少数精鋭のチーム一人一人の人間が、HCAPでの1年間を通じて得る圧倒的な経験を出発点として、その後自立した「個」として世界に挑戦していってほしいという団体の思いがあります。 事実、アラムナイ(団体のOB・OG)の誰もが、HCAPでの一年はもちろんのこと、活動終了後も、HCAPでの経験と成長を活かして各方面で活躍しています。

 

このようにHCAPは、世界のトップレベルの学生と交流する場であるだけでなく、入学後間もない時期から、素晴らしい仲間に巡り会い、共に切磋琢磨して高めあい、一年後に圧倒的な経験を積んだ実力ある人間を輩出する、「人」のプラットフォームともなっているのです。


もちろん、お固い雰囲気の団体では決してありません。みなさんもHCAPに入り、1年間の活動を通じて、最高の仲間、そして、大学生活最高の感動を得てください。

年間予定(目安)


4月 新歓期
5月 新入生採用
5~8月 渉外活動開始・東京カンファレンス日程作成
8月 HCAP本部へアプリケーション提出
9月 採用結果通知
10~2月 渉外活動・東京カンファレンス準備
1月 ハーバードカンファレンス
2~3月 渉外活動・東京カンファレンス準備大詰め
3月 東京カンファレンス


ハーバードカンファレンスについて


本年度参加校


米国:Harvard University, Boston

トルコ:Bogazici University, Istanbul

インド:St. Xavier’s College, Mumbai

韓国:Ewha Woman’s University, Seoul

香港:University of Hong Kong, Hong Kong

タイ:Chulalongkorn University, Bangkok

シンガポール:National University of Singapore, Singapore

台湾:National Taiwan University, Taipei

日本:University of Tokyo, Tokyo

HCAPでは1月末から一週間ほど、米ハーバード大学において、「ハーバードカンファレンス」と呼ばれるイベントが行われます。アジアの8または9カ国から各一校ずつ、8人前後の代表団がハーバードに招致されるのが伝統です。参加者はハーバードの寮に泊まり、一週間にわたってハーバード大学の雰囲気を満喫しながらプログラムをこなします。昨年度は新型コロナウイルスの影響でオンライン開催となりましたが、8カ国から約150人が参加し、盛大なカンファレンスとなりました。


昨年度のハーバードカンファレンスのテーマは"Interdisciplinary Innovation: New Ways to Approach a New World"でした。それを反映したプログラムが組まれていましたが、時にはアカデミックな話題から離れ、一緒に料理をしたりクイズ大会が開催されたりするなど、"study hard, play hard"なメリハリのある充実した時間を過ごすことができました。


ハーバード生やアジア各国の学生は非常に志が高い上に、人間としても見習うべきところが多く、東大からの参加者たちは皆、自らの人生を振り返るきっかけと、今後の活動の原動力となっていくような強烈な体験・刺激を得ることが出来ました。


ハーバードカンファレンスを通じて得ることのできる貴重な人間関係とかけがえのない様々な経験が、参加者をひとまわりもふたまわりも大きくすることは間違いありません。

東京カンファレンスについて

HCAPの活動は、例年はハーバード大学に派遣するプログラムとハーバード大学の学生を東京に受け入れるプログラムの二つから成り立っています。そのうち受け入れプログラムを東京カンファレンスと呼び、3月にハーバード生を東京に迎え開催する約一週間のカンファレンス計画をメンバーで練ります。短い期間ではありますが、ハーバード生と寝食をともにし、学習、議論、観光といった交流活動を通じて、相互理解を深めることを目指します。この東京カンファレンスについては完全な自由が与えられており、ハーバード生と取り組みたいことを自由に計画し実行できます。数多くの挫折や失敗、理想と現実のギャップへの苦しみの中で、思いを込めた渾身のプログラムを自らの手で0から創りだすこと。そのプログラムをハーバード生と思いっきり楽しむこと。これがHCAP東京大学運営委員会の活動の最大の楽しみと言えるでしょう。昨年度は新型コロナウイルスの影響でハーバード生を東京に迎えることはできませんでしたが、ソウルのEwha Womans Universityと共にオンラインカンファレンスを主催し、他のアジアの大学が主催したカンファレンスにも参加しました。

アプリケーションについて

HCAP東京大学運営委員会に入った皆さんが最初に取り組むことになるのはアプリケーションの作成です。アプリケーションとはハーバードに提出するカンファレンス計画書・参加申込書なのですが、これがハーバード大学のHCAP本部の審査を通らなければ、そもそもHCAP東京大学運営委員会としてのその年度の活動は実質無くなってしまいます。 例年この締め切りが8月中旬になるので、5月上旬に結成された後はひたすらアプリケーション提出に向けてミーティングを重ねることになります。アプリケーションに書く内容としては今年のメンバー構成、スポンサーといった基本的な情報から、東京カンファレンスで目指すものは何か、カンファレンスの計画はどういったものかなど手ごわい内容まで多岐にわたっています。時間のかかる大変な作業なのですが、このアプリケーションをつくる過程を通じてメンバー間の仲も深まりますし、ひとつのもの渾身の力、想いで作り上げるという素晴らしい経験を積むことが出来ます。

HCAPの魅力

ボストン、東京でそれぞれ開催される二つのカンファレンスと、そこに至るまでの仲間たちとの活動は、生涯において決して忘れることのない経験となるでしょう。HCAPと東大とを繋いでくださった北川拓也さん(ハーバード大学大学院卒)のお言葉をお借りするならば、「人生を変えられてしまうような衝撃・感動」が得られることは間違いありません。 しかしながら、非日常の裏の日常にもまた、相当の魅力があります。日々の議論や活動からくる多くの挫折、失敗、喜び、それらを共に経験する仲間たちとの絆も大きな財産たり得ますし、15年目を迎えてOB組織も確立されつつあり、マッキンゼー等の一流企業や各省庁をはじめとする各分野の第一線で活躍されている先輩方とのつながりもとても強固なものです。 大学生活は無限の可能性に溢れています。大事なのはそこで何を感じ、何を学んだか。HCAPは、その際に最も大事な要素である「人」との出会いを、学年も国境も越えて、最高の形で数多く提供してくれます。その一つ一つがあなたの糧となり、その後の人生を豊かにしてくれることでしょう。

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